
Global Risk Reports
国際情勢レポート

ブラジル, 犯罪
リオ市で跡を絶たない外国人の強盗殺傷被害
2020年3月27日
リオデジャネイロ(以下リオ)州都圏では、故意殺人、強盗殺人、強盗およびこのうち車両強盗などの発生件数が大幅に減少したものの、警察官による射殺容疑者数が急増している。
また、市内では外国人の強盗殺傷 被害が依然として散発しているほか、国際空港と市南部の観光エリアを結ぶ主要ルート上では、武装集団が通行車両を次々と襲う手口の集団強盗や、流れ弾による市民の被害が続発しており、治安が劣悪であることに変わりはない。
同市では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って外出する市民が激減しており、特に夜間は危険なので、外出を極力控え、デリバリー業者を装ったアパートへの集団押込み強盗などにも注意を要する。

タイ, テロ
最南部のイスラム過激派 に再び尖鋭化の兆し
2020年3月24日
タイ最南部では、分離独立主義のイスラム過激派による反政府武装闘争が依然として続く中、2004年以降の死者数が累計7,100人超に上っている。
テロの件数や死傷者数は減少傾向にあるものの、攻撃形態は再び尖鋭化し、1件当たりの死傷者数が増加しつつある。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため、4月中旬の「ソンクラーン(タイ正月:通称水掛け祭り)」は公式には7月以降に延期されるが、市民らが独自に祝う中で仏教徒や外国人狙いの攻撃が危惧されるほか、4月23日頃からのラマダン(断食月)、「クルセ・モスク事件」16周年の4月28日などに合わせてテロが激化するおそれがある。

アフガニスタン, テロ
国連統計が示す極めて不安定な治安情勢
2020年3月19日
アフガニスタンではタリバンや「イスラム国(IS)」、アルカイダなどの武装勢力が国軍や警察、駐留軍、政府機関などを標的としたテロ・ゲリラ攻撃を頻発させてきた。国連の統計によれば、同国でテロや戦闘に巻き込まれて死傷した民間人数は、2014年以降6年連続で1万人を超え、昨年下半期には過去最悪の数値を更新した。
今年2月29日に米国とタリバンが和平合意し、駐留米軍を段階的に削減して、14か月後には完全撤退することになったが、治安維持の要だった米軍の撤退によって治安情勢が一層不安定化することが危惧される。
ISにとってはタリバンの和平合意など全く関係なく、むしろ自身の存在感を示すためにテロ攻勢を強めるものと見られ、そうした動きが隣国パキスタンなどの周辺国にも波及する可能性がある。








