
Global Risk Reports
国際情勢レポート

朝鮮半島, 国際紛争
米韓演習復活で再び高まる軍事的緊張
2021年2月22日
1月に開催された朝鮮労働党第8回大会で、金正恩委員長は「最大の主敵である米国を制圧、屈服させる」として対決姿勢を打ち出し、固体燃料の大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの核・ミサイル開発の推進を表明した。
一方、バイデン米大統領は、同盟や国際協調に則って北朝鮮問題に取り組む姿勢を示しており、軍事面でも米韓演習を復活させるなどして北朝鮮に対する圧力を強化すると見られる。
北朝鮮は「(合同軍事演習は)北南間の軍事合意に逆行する」と反発を強め、3年間凍結してきた中長距離弾道ミサイルの発射実験などの挑発行動を再開する可能性が高い。

ブラジル, 犯罪
サンパウロ州都圏を中心に「稲妻誘拐」が続発
2021年2月22日
サンパウロ州では昨年、殺人が8年振りに増加したが、強窃盗、強制性交等、警察官による容疑者射殺件数などは減少した。州都サンパウロでも強盗件数が大幅に減少したが、特に市南部や東部の警察管区の中には、強盗(車両強盗を除く)が目立って増加した管区もあった。
同州では、州都圏を中心に「セクエストロ・ヘランパゴ(稲妻誘拐)」と現地で呼ばれる拉致強盗が続発しており、近年はアプリ配車サービス運転手の被害も多い。今年1月には、市西部の中・高級地区であるピニェイロスとビラ・マダレーナの両地 区で、「稲妻誘拐」を繰り返していた誘拐グループが摘発されており、比較的治安の良い地域でも被害に遭わないよう要注意である。

カナダ, 犯罪
全国の犯罪認知件数が5年連続で増加
2021年2月19日
2019年のカナダの犯罪認知件数は、前年比5.4%増の243万8,518件に上り、5年連続で増加した。罪種別の発生率(人口10万人当たりの年間発生件数)は殺人が1.8件、強盗が62.0件、侵入盗が429.1件、車両盗が231.6件で、侵入盗と車両盗は米国を上回る水準となっている。
主要都市の発生率を比較すると、北米有数の大都市であるトロントでは殺人と強盗、東部モントリオールでは車両盗、西部バンクーバーでは侵入盗が比較的高くなっており、治安が良好とされる同国においても警察の犯罪マップを参照するなどして、注意すべき地区を把握しておくことが重要である。








