top of page
Image by ZQ Lee

中東情勢特集ページ

イスラエルと米国によるイランへの攻撃とその後の湾岸アラブ諸国への影響を特集します。

2026年2月28日朝、イスラエル国防軍(IDF)と米軍はイランの複数都市に対して共同で軍事攻撃を開始した(作戦名:米軍「エピック・フューリー〔壮絶な怒り〕」、IDF「ロアリング・ライオン〔咆哮する獅子〕」)。​

イスラエル

  • 2月28日、イランが発射した弾道ミサイルがテルアビブに着弾し、1人が死亡した。

  • 3月1日、中部ベイトシェメシュで弾道ミサイルが住宅街に着弾し、住民ら9人が死亡、40人以上が負傷した。このほかに、イスラエル国内では3月1日までにイランによるミサイルおよびドローン攻撃で少なくとも121人が負傷した。

イラン

イスラエル

イスラエル
  • 2月28日、イランが発射した弾道ミサイルがテルアビブに着弾し、1人が死亡した。

  • 3月1日、中部ベイトシェメシュで弾道ミサイルが住宅街に着弾し、住民ら9人が死亡、40人以上が負傷した。このほかに、イスラエル国内では3月1日までにイランによるミサイルおよびドローン攻撃で少なくとも121人が負傷した。

アラブ首長国連邦

アラブ首長国連邦(UAE)​

  • 2月28日、UAEでは、ドバイのパーム・ジュメイラ地区に所在する5つ星ホテル「フェアモント・ザ・パーム」にミサイルが着弾し、入口付近で火災が発生した。さらに迎撃したドローンの残骸により、高級ホテル「ブルジュ・アルアラブ」やドバイ国際空港でも火災を引き起こした。

  • 3月1日、ドバイ国際空港、アル・マクトゥーム国際空港、アブダビのザーイド国際空港などの閉鎖が発表されたほか、エミレーツ航空、エティハド航空などの同国発着便がキャンセルされた。

  • 当局発表によれば、3月1日までにパキスタン、ネパール、バングラデシュ国籍の3人が死亡、UAE国民を含む多国籍の58人が負傷した。国防省は同国空軍が、165発の弾道ミサイルと2発の巡航ミサイル、541機のドローンに対処したと発表した。

Image by Christoph Schulz
カタール
Image by Radoslaw Prekurat

カタール

  • 2月28日、カタール国防省によれば、米軍が駐留するアル・ウデイド空軍基地に弾道ミサイル2発が着弾し、早期警戒レーダー施設がドローンにより標的とされたが死傷者はなかった。

  • 当局は同国の防空システムがカタール領空でミサイル約65発とドローン12機の迎撃に成功したと発表した。

  • 内務省は3月1日朝時点までに、カタールに向けて66発のミサイルが発射され、全国で114件の破片落下の報告を受けた。一連の攻撃に伴う落下物により、16人が負傷したことを確認した。

  • 同日、カタールの民間航空局は、全ての航空管制を無期限に停止し、カタール航空は全フライトをキャンセルした。さらに全ての教育機関の授業をオンライン学習に切り替え、ラマダン中の集会も追って通知があるまで中止と勧告した。

バーレーン

バーレーン

  • バーレーンでは28日夜、首都マナマのシーフ地区に所在する高層住宅がドローン攻撃で出火し、少なくとも4人が負傷した。3月1日早朝には、中心部の5つ星ホテル「クラウン・プラザ・ホテル」が攻撃を受け、負傷者が出た模様である。

  • 当局によれば、ジュファイア地区に所在する米海軍第5艦隊の司令部がミサイル攻撃を受けたほか、内務省によれば国際空港もドローンの標的となり、人命の損失はないものの、物的損害が発生した。基地から約6km離れたフーラ地区でも、エラ・ビュー・レジデンス・タワーがドローンによる被害を受けた。

  • バーレーン国防軍は同国の防空システムがシャヘド136型ドローンを含むミサイル45発とドローン9機の迎撃に成功したと発表した。同国には米海軍中央軍司令部と第5艦隊が駐留しており、約8,300人の兵士が駐留している。

  • 3月1日夜にバーレーンの空域が閉鎖され、バーレーン国際空港の離発着が停止された。一方、サウジアラビアとの間の陸路であるキング・ファハド・コーズウェイは通常運用されている。

Image by Ondrej Bocek
Image by Latifa Almulla

クウェート​

  • 2月28日早朝、クウェート国防省は同国のアリ・アッサレム空軍基地が数発の弾道ミサイルによる攻撃を受けたが、その全てを迎撃したと発表した。また国軍は、「ムハンマド・アル・アフマド海軍基地もドローン攻撃の標的となったが、防空軍がこれを阻止し、無力化した」と発表した。同日、クウェート国際空港もドローン攻撃を受け、従業員数人が軽傷を負い、旅客ビルにも限定的な損害が発生した。

  • 3月1日午後、クウェート国際空港が閉鎖された。同国国防省は、28日以降に「弾道ミサイル97発とドローン283機が検知された」と発表した。電力・水・エネルギー省によれば、落下した破片等により電力網が一時的に不安定になり、特に南部と第6環状道路沿いで一時的な停電が発生した。保健省は、一連の攻撃により「1人が死亡、32人が負傷した」と発表した。

  • 3月2日午前、政府当局は「敵対的ドローンを迎撃した」と発表した。国営通信社によれば、ルマイティヤ地区とサルワ地区付近でドローンの大部分を迎撃したが負傷者はなかった。

イラク​

2月28日、イスラエルはイラク南部のジュルフ・サハル地区の基地に対しても空爆を実施した。同基地は親イラン・シーア派民兵組織の駐留拠点であり、攻撃により戦闘員2人が死亡、5人が負傷した。これを受け、イラク各地で親イラン民兵による米権益を標的としたドローン攻撃や反米・反イスラエル抗議デモが発生した。 3月1日、首都バグダッドでは早朝から中心部インターナショナルゾーン内の米大使館への接近を試みたデモ隊数十人を治安部隊が催涙ガスや実弾射撃で解散させた。また、バグダッド国際空港近くの外交支援センター(旧キャンプ・ビクトリー)に接近したドローン2機が撃墜された。 南部バスラのキブラ地区、ムハンディシン地区などで住宅2棟にロケット弾が着弾し、市民3人が負傷した。これは親イラン民兵による誤作動の結果の民間地域着弾と見られ、本来の標的は不明である。また、同県内の丘陵地に設置されたレーダー施設に対するドローン攻撃未遂があり、治安要員1人が負傷した。 北部エルビルでは、28日に親イラン系勢力がエルビル国際空港近くの米軍施設をドローン3機で攻撃したと主張しており、実際に迎撃の爆発音が現地で確認されている。米総領事館付近でも数度の爆発が報告された。タウク油田、ファイシュ・ハブル油田の生産が一時停止されたほか、外資系石油会社が両油田とホルモル・ガス田などから職員を安全地帯へ退避させたとの情報もある。 隣国クウェートはイラクとのサフワン国境検問所(バスラ県)を閉鎖したと発表した。

Image by Saad Salim
クウェート
イラク
マップ

bottom of page